「父とぎっくり腰と活法と」
明けましておめでとうございます。
2018年もよろしくお願いしますm(–)m
みなさま、お正月はどう過ごされましたか?楽しいお正月になったでしょうか?
私は実家岡山に3泊4日と今回は大盤振る舞いで滞在し、心と体の洗濯をしてきました。
さて今回はそんな実家で正に絵に描いたような事件が起こりました。
その時のお話をしたいと思います。
時は滞在2日目の夜、私と兄がリビングでゆったりしていると洋間から
「アーーーー!あいたたたた、いたぁー!!!」「大丈夫お父さん!!」
と父の悲痛の叫びと母の慌てる声。
「どうしたどうした!」
と兄と私が洋間を覗き込むと大きな衣装ケースを足元に置いたまま、父が腰を押さえうずくまっているではありませんか。
「お父さん大丈夫!立てる!」
と心配そうに声をかける母。
そんな母の姿とは裏腹に、私は「やった!絵に描いたようなシチュエーションではないか!ヒャッホーーーー!!」と心の中で小躍りしていました。
「お父ちゃん大丈夫?」とにやけ顔で近づきながらうずくまる父に声をかけると
「いたたたた、おえん!ダメじゃ、たたせてくれ」と苦悶の表情でこちらをみる父。
「ゆっくり、ゆっくりな」とそーと父を椅子に座らせる私。
「ふぅ、あたたたたぁ」と、顔を歪めたままの父を見ながら私は一言
「痛み取れるけど治療やる?」
父が口を開こうとするよりも早く「やったげてぇー!」と母の声。
「お願いするわ。」と父からも。
ここで私のスイッチは治療モードに入る。
まずは痛むところを確認。腰の下の方からお尻のあたりをさする父。
とりあえず座ってできる「活法」を選択。
大腰筋と膝裏の緊張をとると立てる様になる
なんとか仰向けに寝れたのですかさず梨状筋の緊張をとると痛みが8割減。
「なんじゃこれ?不思議じゃなぁ、いとぉねぇわ」と「ははは」と笑い始める父。
「まだ痛いところある?」と聞くと「んーこの辺がちょっとまだ痛い」とお尻の外側あたりをさする。
「じゃも一回横になって」と父を寝かせた後、中臀筋の緊張をとると。
「なんなぁ、さっきより楽じゃわ!ははは、嘘見たいじゃな」
と笑顔で「ほんまか、ほんまか、あんなちょっとわけわからん事しただけで、なんなぁこれ、不思議じゃなぁ」と言いながらしゃがんだり歩いたりして確認する父。
「ね、痛くないでしょ」
とドヤ顔する私。
「良かったなぁ〜お父さん」と安堵する母。
そして全く興味を示さず曾おばあちゃんに買ってもらった車のおもちゃで遊ぶ息子。
息子よもう少し興味を持ってくれ。
痛みは少し残ったが翌日追加で治療を行ったところ痛みがゼロに。
「ほんとそうじがおって良かったわ〜」と母べた褒め。おそらく人生で一番母に褒められたかも。確かに色々あって今父が倒れると大変だからね。
そんなこんなで私の活躍でお正月の実家は平和を保つ事ができました。
というお話です。
本当にやってて良かった「活法」
「活法」よありがとう!
こんなシチュエーションに身内とはいえ自分が立ち会えるとは。。。
感謝。
「國定鍼灸院より」
お正月は急に腰や肩を痛める人が多いです。
早くしっかりと治療すれば予後も良く再発も防止できる可能性が高いです。
我慢して得することは一つもありません。
早く治療して損することも一つもありせん。
悩んでいるのであれば是非一度ご相談ください(^^)